30代女性の死亡原因No,1の乳がんの基本。チェックすべきポイント解説

近年、増加の一途を辿っている"乳がん"。有名なところでは、小林麻央さん、さくらももこさんの発症で大きな話題になりました。

今回は知っておくべき乳がんの基礎知識や、「乳がんかも…?」と不安を感じたときにチェックすべき項目を簡単にまとめてみました。ぜひ参考にしてみてくださいね。

 

30代女性の死亡原因のトップは乳がん

日本では、近年乳がんにかかる女性が急激に増加しているのをご存じですか?

厚生労働省によると、2018年に乳がんで亡くなった女性は14,285人(確定数)だったそう。また、今後乳がんにかかる可能性のある女性は9万人以上になることが予測されており、この数値はなんと35年前と比べて3倍以上! さらに今後も増え続けると予想されています

 

乳がん増加の背景は、食生活やライフスタイルの変化

実は30歳〜64歳の女性の死亡原因のトップは乳がんです。仕事、子育てなどライフステージでも変化があったり、充実している年代であり、同時にがんの進行が早い可能性が高いです。健康で幸せな生活を送るためにも予防、早期発見に努めましょう。

ただし、当然他の年代にも乳がん発症の可能性があります。「まだ若いから…」「出産・授乳経験があるから…」「もう閉経しているから…」といった理由で安心はできません。

 

乳がんとは?

乳がんは、乳房にある乳腺にできる悪性腫瘍のこと。

  •  約95%以上:乳管の上皮細胞にできる乳管がん
  •  約5%:小葉にできる小葉がん
  •  その他:粘液がん、管状がん、腺様囊胞がん

万が一乳がんが発症したまま放っておくと、がん細胞が増殖して乳腺の外へも広がっていきます。血管やリンパ管へ入って全身をめぐり、乳腺以外のさまざまな組織や臓器へ転移してしまうのです。

一方、早いうちに治療を行えば約90%の方が治ると言われています。しかし、乳がんは早期段階では自覚症状に乏しいとされ、病期の進行とともに症状が現れます。乳がんから大切ないのちを守るためには、定期的な健康診断などで早期発見・早期治療を行うことが重要です。

 

乳房のつくり

乳がんができる乳房、乳腺はどのようなつくりになっているのでしょうか。

  • 乳房

組織を形づくるじん帯と脂肪、それらに守られた乳腺葉、乳頭(乳首)へつながる乳管と4つの部分でできています。

  • 乳腺

母乳をつくる部位で、乳頭を中心に15~20の乳腺葉で構成されています。

 

乳頭からつながる乳管を軸に、ぶどうの房状につながっているのが乳腺葉で、ぶどうの房全体が乳腺葉、ぶどうの粒が乳腺小葉というイメージです。乳腺葉は、母乳をつくる「小葉」と、小葉でつくられた母乳を乳頭まで運ぶ細い枝状の「乳管」とに分けられます。

出産に合わせて乳腺小葉で産生された乳汁(母乳)は、乳管を通って乳頭から外へ出ます。

 

乳がんが発生しやすい場所

乳がんが発生しやすい場所としては、乳首を中心に乳房を4つに分けてみると、以下のような比率になります。

  • 乳房の外側の上の方(わき下含む)(全体の53%)
  • 乳房の内側の上(19%)
  • 乳房の外側の下(14%)
  • 乳房の内側の下(6%)
  • 乳首付近(4%)

多くは乳管で発生する乳管がんで、乳腺小葉で発生する小葉がんが続きます。乳がんは一ヶ所だけでなく、複数の場所にできることもあるので注意が必要です。

 

しこりができたらどうする?

乳がんに気づくきっかけの多くは、乳房の「しこり」です。しこりとは、乳腺にできる乳房がなんとなく硬くふれる部分のこと。

実は、乳腺にできるしこりの80~90%は良性だと言われています。乳がんでもしこりができますが、乳腺炎などの良性の病気でもしこりが見られるため、「しこり=乳がん」ではないことも多いことを覚えておいてくださいね。

 

しこりの種類

良性のしこりの一部は比較的弾力があり、ころころと動きます。対して乳がんのしこりは、かなり硬さがあります。また、がん細胞が周囲の組織と癒着するため、しこりがあまり動かないという特徴があります。

もし左右同じような場所にしこりがある場合は、乳腺の一部である可能性が高いです。数週間後に再度触ってみて、大きさが変わっていないかを確認しましょう。

 

まとめ

乳がんについてお伝えしましたが、いかがでしたか。なんと昨今日本人女性の12人に1人が乳がんを発症しているのです。

不安になりすぎる必要はありませんが、定期的に検診を受けていない場合、最低年に一回は検査をするようにしましょう。また何か不安がある場合は、すぐに専門医を受診することをおすすめします。

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